2019年12月14日第1回目意見交換会で明らかになったこと&感想を事務局でまとめました。
杉並区:子ども家庭部部長、児童青少年課長、学童クラブ整備担当課長
受託事業者「明日葉」:法人本部職員、エリアマネージャー、クラブ長候補、他
保護者:20人ほど
【小学校移転後の図面や子どもの動線が明らかに】
・育成室と外との出入りは、道路に面した玄関のみ。下駄箱があり靴を履きかえる。運動場に出る際は、玄関出て左の(桜門と反対の南側の)校舎脇を通って行き来する。
・キッチン設置4つ口コンロ
・静養室はあるがかなり狭い!!
・倉庫や備品置き場は作られていない、ほとんどなし。
【行事は継続予定だが、実施法や内容は今後検討】
・学童クラブ:新一年生歓迎会、お楽しみ会、おやつ作り、誕生会
・放課後居場所:秋祭り、百人一首大会、ドッジボール大会、一輪車講習会、デイキャンプ、いっしょに遊ぼう、キッチン東っ腹
【小学校内学童の校庭や体育館等使用状況として杉二学童クラブの事例紹介】
2018年10月~2019年3月の144日間のうち使用できた日数
校庭95日、体育館34日、視聴覚室16日、図書室6日
*使用時間帯は「天気や参加人数等により日々異なるため」把握していない
→★把握する気がないのか⁉ じゅうぶん使えると言っていたのに矛盾する
→★実際(他校の状況みても)は、15:45以降17:00までの1時間程度のみ。それ以外は、3室の育成室のみしかない。
【引き継ぎ期間について】
月曜日は児童青少年センターで研修等、火曜〜金曜は東原学童クラブで引き継ぎ
1月:クラブ長、クラブ長補佐
2月:支援員1名追加で3名
3月:クラブ長+支援員5名
*児童館内の学童利用は3月15日まで。3月16〜31日は、杉九小内新クラブ室内で運営
*引き継ぎにあたる職員は、現在は他施設の施設長、支援員等であり、引継ぎ中は兼任ではあるが、旧施設側に代理をたてて、杉九学童クラブの引継ぎに専念する。
【保護者からの質問・意見】
Q.育成室は狭すぎる。1人あたり1.65㎡。そこにロッカーや本、おもちゃ、備品等がおかれたら、更に窮屈に。長期休暇中使える教室を追加する、曜日によって特別教室の使用を追加するなどしてほしい。
→(区児童青少年課)「必要かもしれない」「検討する」と返事
Q.民間運営になると、職員の配置や保育の内容、委託金の使い方など、問題が出るケースもある。第三者評価などを受けるなどしてほしい。これまで実績はあるのか?
→(明日葉)これまで第三者評価を受けた実績はない。
Q.受託業者明日葉に関して、数年で運営施設数が急増。人材確保、育成はできているのか?(2年間で2倍近くの増2017年73→2018年104→2019年130)
→(明日葉)増えているのは他県(茨城県など)。都内の人員が薄まることはない。
Q.職員が異動などでコロコロ入れ替わることはないのか?どのように想定しているのか?
→(明日葉)対象となる子どもたちは、3年生くらいまで。そのあとは学童には来なくなる⁉1人の子どもの在籍はだいたい2年半くらの、見守りを考えている。職員は1つのクラブでの在籍を3年くらいと考えている。
Q.特別支援学級に通っている子ども、特に支援の必要な子どもへの配慮をしっかりしてほしい。場所が変わる、職員も変わるのは、特に負担や不安が大きい。職員の配置も気になる。
→(明日葉)これまでも、支援の必要な子どもの受け入れ、加配配置などの実績はある。心配をかけないようしっかりやる。
→(区児童青少年課)個別に相談もしながら、ていねいにおこないたい。
職員の配置の問題はたくさん出された。最後に、子ども家庭部・徳嵩部長から、「職員の在籍期間や経験年数に関する基準をつくることはできない。職員それぞれの理由、都合で辞めることはある。それは個人の問題。基準をつくることではない」との説明がありました。
★区が把握しようとするか、在籍年数、経験年数の大切さを認識し、維持・担保するための工夫をする気があるのかどうなのかが問題(事務局の感想)
★委託後の問題、質問に対しても、こたえるのは明日葉におまかせ。区としてのどのような責任、考えをもっているのかなど、確認していくことが重要と感じた。