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公開プレゼンテーション傍聴

 10月4日に事業者選定の公開プレゼンテーションの傍聴に参加しました。

3つの事業者からのプレゼンが決められた時間内で行われ、その後定型の質問がなされ、選定委員から2~3の質疑が行われ、終了。

 

 

私たち一般の保護者は静かに傍聴を聞くだけです。当然、質問や意見を述べるなどできません。3つの事業者の名前は最後まで知らされず、どのような事業者なのか、事前の情報提供も、当日の資料配布もいっさいありませんでした。

 

 

あっという間でした。そして、公開プレゼンテーションの終了3時間後には、保護者の感想や要望を、保護者から選出された選定委員と意見交換することもなく、選定委員の点数付けが行われ、委託事業者(候補)は決定されてしまいました。

 

 

 

そんな中でも、保護者の傍聴は10名(事前申し込みは12人)ほどあり、傍聴人数の多さに区の職員も驚いていたとのこと。「関心の高さ」は示すことができたのではないかと思います。保護者から選出された選定委員のみなさんも励まされたと言っていました。一生懸命質問を考え、質問されていました。ほんとにお疲れさまでした。

 

 

 

プレゼン終了後は、傍聴に参加された保護者の方をお誘いし、お茶をのみながらお話しかいをしました。そこで、だされた質問をいくつか…下に紹介します。

 

少しでも多くの保護者のみなさんと、委託・移転に関する不安・疑問・期待も含めて、情報を共有し、意見交換していきたいと思います。

 

 

・企業は、行事や安全対策などプレゼンがうまい。しかし、マニュアル化されている感じ。あまり魅力は伝わってこなかった。一方で、プログラムが充実しているなど期待できる面もあるのでは?

 

100以上の学童と児童館を運営している会社、実績があるっていうけど、学童運営にはマイナス面もあるのでは?(新規開拓が激しく保育・職員の質の保持が難しそう、職員は若い人ばかりで経験者は少なそう&入れ替わりが激しい保護者や子どもと法人本部との距離がありすぎてコミュニケーションがとれない)

 

・プレゼンのメンバーの男女比が気になった。男性ばかりの会社は疑問。

 

・「子どものしあわせとは何だと思うか?」の質問に、「子どもが自立できるように援助する?」のような答えが…。とても管理的、指導的な保育をされそうなイメージ。いやだ。

 

・やっぱり、子どものことを理解して、気持ちをしっかりと受け止めてくれることが一番重要。そこを大事にしてほしい。

 

・社会福祉法人は、保育園に通じる温かさを感じた。大事にしたい理念が、保護者との協力や子どもの安心、信頼を大切にしているイメージ。

 

・社会福祉法人も、理念は立派だけど、実際の職員確保や運営はどうなのか不安。保育内容は貧しかったりしないか? アナログな感じ?

 

・地域との交流や保護者との連携を大切に考えている事業者は、高評価。

 

・職員確保は、どの事業者も課題のよう。しかし、職員のチームワークが大事、集団で子どもをみるというアピールは高評価。

 

●みんな同じようなことを言っているが、どこを強く打ち出すか、重視しているかで、見方・印象は変わる(プログラムの多種多様性、保護者や地域との連携の重要性、職員のチームワーク・職員集団の重要性&法人本部との連携等)